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市民マラソンの先にあるもの [事務局ブログ]

皆さんのマラソン・ライフって、どのくらいの「スケール」でやっていますか?

”普通の”マラソン大会、たとえば「東京マラソン」とか「千葉マリンマラソン」などに市民ランナーとして出場する。
小さな大会でも楽しくがんばれればそれでいいし、親子やご夫婦、あるいはお友だちと走る。チームに入って駅伝に出場しタスキをつなぐ。
これらだけでも「マラソンを趣味にしている」と自慢できると思うのですが、
この程度ではない、もっと上の大会に挑戦している人も、A-RUNにはおります。

どんな大会に出ているのかって? ほんの一例(順不同)↓

◆富士登山競走
富士吉田市役所から富士山頂まで制限時間5時間で一気にかけ上る、標高差3000メートル、気温差21度。

◆沖縄本当一周サバイバルラン
72時間以内に沖縄本島を一周する、約400キロのコース。公式エイドなし。

◆日本横断・川の道フットレース
東京都・葛西臨海公園から長野県・小諸市まで日本を横断しての520キロを132時間(5.5日間)の制限時間で走る。

◆TJAR(ティージャーと発音するらしい)
「トランスジャパンアルプスレース」。日本海/富山湾から太平洋/駿河湾までの約415キロ、北アルプスから中央アルプス、そして南アルプスを、8日間以内に踏破する。エイドもちろん無し。宿も、無し。


これらの大会、ランニングをやっていても知らない人も多いです。けど実際にあるんですね。
本気で命がけです。体力・精神力の限界を超え、時に「死」すら覚悟するものです。
「完走して楽しかったね」などと言ってられない世界。
とても一般の市民ランナーにはおすすめできるものではありません。

ですが、もしもあなたが、本気でいつかはこういうのに挑戦してみたいと思うならば、そして現時点で全くアイデアがないのならば、A-RUNは少しはお役に立てるかもしれません。これらを実際に挑戦している仲間がいて、みんなで応援しています。

ランニングのこんな世界、自分では見ることもできませんが、挑戦している仲間を通じてこれらの世界を知ることができます。見たことのない世界を、仲間が見せてくれる。
ありがとう。
がんばって。

ランニング・ライフ。
行き着くところのひとつは、こんな世界なのかもしれませんね。

給水エイドをやっています [事務局ブログ]

今年のナイトラン練習会では、マラソン道路の基点から2キロの地点に「給水エイド」を設置しています。
練習会に参加しているメンバーさんだけではなく、マラソン道路を走る全てのランナーの皆さんのためにスポーツドリンク(アクエリアスかポカリスエット)とスーパーVAAM(明治乳業の)を提供しています。
毎回やっているわけではありませんけれど、見かけた方はラッキー!と思って、どうぞお気軽にお立ち寄りください。

なんでこんなことをやっているのか、って?
真夏に水も持たずに走っているキケンなランナーの熱中症予防に貢献するためです。
なーんて、ホントはA-RUNのことをもっと習志野の皆さんに知ってもらいたいからでーす。

しつこい勧誘はしませんので、よかったらちょっと足をとめて、飲み物ひとつ、飲んでいってくださいな~。

もしもA-RUNにご興味があったら、これを機会に私たちの練習会に来てください!
初心者の方、仲間がほしいと思っている(自称)楽しくていい人、は特に歓迎いたします。

【旅ラン2017】おもてなし満載の大会(函館マラソン) [旅ラン・あら★カルト]

by Yさん(A-RUN公認・旅ランナビゲーター)

<前日篇>
ようやく成田―函館間のLCC(Vanilla)が就航。
ということで、気になっていた函館マラソンにエントリーしました。
LCCは1日1便なので予約するのも狭き門ですが、なんとか座席を確保し、一路函館へ。
成田からは正味1時間半程度とあっという間のフライトです。

函館マラソンは事前にゼッケンなどが送付されているので、前日受付は必要ありません。
参加賞(Buff、手袋)を当日受け取っても良いので、本当は不要なのですが、空港に着いたランナーたちは皆流されるように、会場近くの五稜郭行きのバスに大勢が列をなします。
一方、私はまずは観光ということで、一人トラピスチヌ修道院行きのバスに乗り、らくらく座って空港を後にします。このバス、修道院のあと五稜郭にも行きますから、慌てる旅でなければこういった遠回りの方が楽かもしれません。
とはいえ、私もトラピスチヌ修道院を観光したあとは、会場の下見に向かいました。
バスで五稜郭タワー前に着くと、まずタワーに上って五稜郭を見下ろしたあとは公園内を散策するなど、まだ観光モードです。
そして、ようやく競技場(千代台競技場)に向かいます。(徒歩10分)

参加賞を受け取った後、今度は市電に乗って、函館ドック方面へ。
赤れんが倉庫を観光した後、更に函館山へロープウェイで上りました。
翌日の天気は雨予報のため、函館山の夜景を見るなら今日しかないと強行軍です。
やや霧もあったものの、百万ドルの夜景を眺めて宿へ。

因みに、函館の多くのホテルは楽天やじゃらんのようなサイトと提携しているところがどうも少ないようです。
今回も手頃な宿泊先を探すのに苦労しましたが、当日、競技場の裏手のホテルに「空室あり」の表示があったりしましたから、宿泊先を探すのにはコツがいりそうです。

<当日篇>
函館駅から市電で競技場へ。かなり市電は混み合います。
むしろバスの方が空席も多く、狙い目です。

大会はフルとハーフの構成で、ハーフが9時スタート、フルが9時10分スタートの時差スタートとなっています。
9時10分、土方歳三の「進めーっ」の号令と、函館戦争当時の大砲に見送られ、競技場をあとにします。
P01_土方の号令でスタート_.jpg

まずは、陸連登録者のゆっくりランナーを交わしながら前に出て、一息ついたかと思う頃に、(だいたい2キロくらいでしょうか)ハーフのランナーに追いついてしまいます。
一応、ハーフは右手をフルは左手を走るというルールになっていますが、それでもやはり交錯するところは否めません。
6キロくらいで海沿いの漁火通に入り、湯の川温泉街を抜け、8キロ過ぎまでハーフのランナーと併走します。
P02_湯の川温泉街をいく_.jpg
P03_海沿いの漁火通_.jpg

ハーフが折り返したあと、フルは一旦、北上して折り返し(第1折返し)を経て、漁火通に戻る直前で左折して函館空港の裏手を走り14キロ地点まで行って折り返します(第2折返し)。

空港の裏ですから。頭上を飛行機が大きく飛んでいきます。
再度、漁火通へ帰ってきましたが、前半追い風だった風がきつい向かい風として、前を進むのを遮ります。
足底腱膜炎の右足踵の痛みもひどくなってきて、「もはやこれまで」と気力が尽きました。
この足の痛みからすれば、本当のところは収容車に乗りたいところなんですが、まだまだ観光ランを楽しみたいことと、何よりもお楽しみエイドがまさにこれからですから、足を止めるわけにはいきません。

第4エイドでホワイトチョコレートを食べた後、「次は第7エイド(28.7キロ)の丸缶羊羹だな」と、エイドを楽しみに歩みを進めました。
P04_中盤のお楽しみ_.jpg

海沿いの道は、曇っていたのが残念でしたが、気持ちの良い通りです。
途中、啄木小公園など、観光スポットもあります。
漁火通を西へ進み、函館山の麓へやってきました。
空港の裏手もかなりアップダウンがありましたが、函館山の麓は更に激しいアップダウンです。
25キロ手前の坂は、市電が加速を減じるために坂を下る前に一旦停車するくらいですから。
「ここ走ってたら、かなりタフだろうな」と思いながら、斜度のある坂をゆっくり下り、市電の終点(谷地頭駅)で折り返して(第3折り返し)、再度歩いて上ります。
P05_折返しに向かって_.jpg

さて、第7エイドで羊羹を頬張ると、次の楽しみは第8エイド(31.3キロ)。
この大会の最大の難所「ともえ大橋」の手前にあるエイドです。
ここはコーラが供されるほか、2種のスイーツが楽しめるというエイド。
ただ、少し、お腹がいっぱいになってきました。

いつものように脚が攣らないように、水分を補給してきましたが、走っていないので汗もかかず、水ばっかりお腹に溜まってきた感じです。
とはいえ、しっかりエイドになれば、ちゃんと食べます。

さて、最大の難所「ともえ大橋」。
「2キロ程の長い橋が、後半の疲れ切った脚に堪える」というコンセプトで、フルのランナーにとっては、ここが一番の攻略ポイントなんですが、歩いているので、そのつらさがよくわかりませんでした。
それほど勾配もきつくないので、言われているほど難しくないのでは、という印象です。
P06_ともえ大橋をいく_.jpg
実際、歩いている人もそんなにいませんでしたから、やや評判倒れといったところでしょうか。

ともえ大橋を超えると赤れんが倉庫、そして、その向こうに函館山が見えます。良い景色です。
しかし、赤れんが倉庫は前日に観光したから、まぁ、どうでも良いです。
次の楽しみは、最大のエイド、第10エイド(35.8キロ)、緑の島です。
しかし、日差しがきつく、歩いていても、かなりつらくなってきました。
函館どっく付近でまた折り返し(第4折返し)、先ほど横目で恨めしく通り過ぎてきた緑の島に向かいます。
なんとかたどり着いた緑の島。
夕張メロン、海鮮丼(がごめ丼)、塩ラーメン。
P08_終盤のお楽しみ_.JPG
しっかりいただきました。もうちょっと他のエイドに分散してくれたら良いのに、というくらい、大物がここに集中しています。
海鮮丼はウニやイクラ、イカが非常に美味ですし、塩ラーメンも冷たくて、思わず誰もが「あーっ」と感嘆の声をあげます。
緑の島で最後の折り返し(第5折返し)をこなすと、あとはフィニッシュに向かうだけ。
ただ、さすがにお腹いっぱいで、ここから暫くは腹ごなしの散歩ペースになってしまいます。
もう残すところ、5キロ程度。
再度、赤れんが倉庫を過ぎ、ともえ大橋を超えると、残りは2キロ。
P07_赤れんが倉庫を過ぎて函館山へ_.JPG
「最後はちょっと走ろうかな」と無理のないペースで、競技場まで・・・。
なぜ走ったかって?
フィニッシュ後も、まだ“おもてなし”が続くからです。
P09_フィニッシュ_.JPG
フィニッシュ後も供される、函館牛乳、味噌汁(がごめ汁)、いかめし(いかめしの代わりにジャガバターという選択肢もある。)といった、おもてなしの数々。
P10_最後のおもてなし_.jpg
もう満足。
あとは、この脚の痛みを癒やすだけ。
早々に会場を後にすると、市電で湯の川温泉へ。
ゆっくり温泉に浸かると、疲労が抜ける一方、(アドレナリンがきれてきたのか)足の痛みが強くなってきました。
とはいえ、この後も函館山の麓で教会巡りをしたり、グルメを楽しんだりと、アクティブに満喫しましたが(笑)

<後日篇・総括>
大会翌日は曇りのち雨。
雨が降り出す前に観光しておいたおかげで、殆どの函館観光名所はコンプリート。
いや、意外に坂の多い街ですね、函館は。
こんな状態の足の時じゃなかったら、「富士登山競走の練習にはもってこいだ」とガシガシ走っていたんだろうと思います。そんなキツイ坂がたくさんあります。
函館の街は札幌と違って、地下鉄がない分、市電が市民の足になっているようで、街が非常にコンパクトにまとまっていて、アクセスは市電を使えばほぼ十分という感じでした。
当然のように食べ物も美味しい。これは大会のエイドでも十分堪能したところですが・・・。
函館マラソンは、コース自体はそれなりにアップダウンのあるコースで、海沿いは風の影響も否定できないだけに、タイムを狙うのは難しそう。
街が狭いために折返しが5回もある特徴的なコースですが、みんなで走ったら、途中ですれ違う機会が非常に多いということでもあります。
また、観光ランとしては、走っていて飽きないコースで、十分お薦めできる大会です。
制限時間は5時間半と、(北海道マラソンに比べればマシですが)それなりに厳しい制限ですが、ハーフの部があるというのが良いですね。
走力に合わせて、誰もが参加ができる大会で、お薦めです。

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【旅ラン2017】番外編:スマホの過信には気をつけよう

皆さん、スマホで何でもかんでも管理するようになってしまって、事前準備が疎かになってしまったり、していませんか?
私も、スマホさえあれば、その場で何でも調べられると考えて、いろいろな予定等はスマホだけで管理していたのですが・・・。

大会前日、函館山で夜景を待っている最中、突然、スマホが沈黙。
うんともすんとも言わない。
ややパニックです。
なんといっても、今日の宿の名前も、地図も、電話番号もすべてスマホに記録されているだけなんですから。
更に付け加えると、宿は函館市内ではない。
うまく宿泊先がとれず、市外(北斗市)の上磯ってところに宿を取っていたんです。
幸い、宿のある、この上磯っていう駅名と、ぼんやりとした宿の名前だけは記憶に残っていました。
「まぁ駅まで行けばなんとかなるか」と3セクの道南いさりび鉄道で30分。
やや楽観的に上磯駅に降り立ったものの、無人駅の周囲には店もなく、まっくら(>_<)。
駅の周囲から少しずつ離れて、何か目印はないかと探す。
暫く捜索した結果、駅から400Mほど離れたところに、閉店間際のスーパーマーケットを発見。
「やった、これで道が聞ける」と勇んで、店に飛び込んだんですが・・・。
「○○っていうホテルみたいなところって、どこにあるか知っていますか?」
「いえ、聞いたことないですね」

とぼとぼと店を後にし、更に捜索範囲を広げます。
しかし、見つからない。
これは駅で野宿するしかないかと覚悟を決めた頃、やっとそれらしい灯りを発見。

駅を出て30分。ようやく宿泊先に到着しました。

教訓:
スマホは便利だけれど、過信しちゃダメ。
重要な情報は紙に印刷して持ち歩いておくようにしましょう。

なぜか、翌日にスマホは回復したので、その後は何とかなりましたが、飛行機の予約番号やら何やらすべてスマホで管理していたので、復旧しなかったら、すごく面倒なことになっていました。

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