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自転車とランニング [事務局ブログ]

先日A-RUNで始めて自転車レース(チーム戦)に参加しました。
晴天の中ひさしぶりに新鮮味のある体験で楽しい一日でした。ランニングチームの我々にとって自転車レースは言わば異種格闘技戦ですが、けっこう皆やるもんで、結果も初出場のわりには真ん中よりもずっと上位だった! 
「ルマン式スターティング」とか、ルールもいまいちよくわからない自転車レース、また皆でやってみたい気がします。

実は私はこれまで、ランナーの立場から自転車をやっている人を見て「邪道だ」と感じていました。
ランニングは自分の脚だけで走るもの。それが自転車は「所詮こぐだけでしょ」「ラクしてるよな」「オレたちの方が偉いんだ」みたいな感じで見ていました。

それが最近自分でも自転車をはじめてこの認識が少し変わってきた気がします。
自転車はランニングでは得られないものがあります。私なりに三つにまとめてみました。

1 自転車は身体への「負担」が少なくて済む。「負荷」は多くも少なくもできる。
自転車のほうがランより身体の故障が少ない気がします。もちろん自転車で事故にでもあえば大変ですが、ランだと年中脚いたいよ~とか故障があり、それで練習が制限されることもあります。

じゃあ自転車はラクチンで運動にならないのか? そんなことはないです。
ギアを上げて走れば心拍数が上がり足もパンパンです。一方疲れたらギアを落とす。自分で負荷調整できるところがいいです。

ペダルをこぐだけの自転車は地面からの衝撃は足で受けませんから足を温存してトレーニングできる気がします。
マラソン選手がトレーニングで自転車やってるとかよく聞きますし、昨日のママチャリレースでもA-RUN同様マラソン系チームもけっこうありました。故障中のリハビリにもよさそうですし、自転車はランニングを補うものなのかもしれません。


2 活動範囲が広がるので飽きづらい
先日、自転車で2時間程度ちょろっと走ってきました。でもGPS距離は35キロ。
ランニング練習で35キロのLSDは私なら半日以上かかります、でも自転車ならたったの2時間です。

いつも練習するコースが同じになりがちのランニング練習に対して、自転車なら行動半径はグッと広がります。いろいろな景色を見たり、知らないところに行くのはリフレッシュになります。この感覚は山西先生の「マラニック」に近いです。35キロ程度なら足はなんともなく、いい感じの疲労感です。そして走った距離を見て自分を褒められる(笑)


3 自転車の「せい」に責任転嫁できる

マラソン大会で結果が思わしくないとき、あなたはそれを何とコメントしますか?
「実力が足りなかった」
マラソンでは、アクシデントにより結果が悪かった場合以外は、究極的にはこの理由(身体能力が劣っていた)以外はない気がします。
「練習不足」「昨日まで体調悪くて」なども、基本的に全部「自分の実力不足」につながります。

自分はがんばったし、身体能力が劣っていたとは認めたくない。
マラソンは基本的に自身の身体動能力だけしか頼るものがない厳しいスポーツです。歳をとって体力が落ちれば結果も「むべなるかな」といいますか。。。
そこがマラソンの厳しさでもあり、美しいところ。苦しさを克服して勝利する。日本人の精神ってやつです。


それが自転車レースですと
「自転車の調子がおかしかった」
などと言い訳できます。
アマチュアスポーツですから自転車レースで結果が思わしくなければ自転車のせいにしちゃえばいいだけです。
極端な例ですが、マラソン大会で「同じシューズを履く」というルールの大会があったらきっと「今日のシューズは最悪だった」などと言い訳できます。そんな感じです。

自転車を、ラン・ライフの一部分に組み入れたら、もっと楽しく、もっとパフォーマンス向上したり、するんじゃないだろうか。
最近そんな風に思っています。A-RUNにもチーム内に「自転車部」があり、これからいろいろとその辺のことを研究していくことでしょう。頼みましたぞ、SSL部長!

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