【緑蔭コース】報告者：ＥＩ

【緑蔭コース】
概要：香澄公園を起点・終点とし、国道３５７号線沿いに連なる緑地を県立衛生短大先で折り返す。
距離：約７ｋｍ強
撮影日時：２０１６年４月３０日（土）午前中
利用例：夏場の暑い盛り、緑陰の下を走る。香澄公園内は花や紅葉を愛でながら走る。
トイレ：香澄公園内に数ヶ所、隣の幕張海浜緑地にも１ヶ所ある。
自動販売機：公園を出た車道沿いに数ヶ所ある。
報告者：ＥＩ

　夏場の暑い盛り、陽射しが強い日々に走る気力を与えてくれるコースを紹介しよう。
　習志野市民ならば馴染みのある香澄公園を起点・終点としたコースである。
https://www.city.narashino.lg.jp/shisetu/koenshiseki/kasumikoen.html


【写真】香澄公園正面
　香澄公園は春先から花（梅・コブシ・桜（ソメイヨシノ・八重桜）・藤・ツツジ・花菖蒲・紫陽花等々）が数珠繋ぎで咲き続け、秋には桜や銀杏の紅葉が素晴らしく、花や紅葉を愛でながらの走りができる。今回、走った時期が春から初夏の季節であり、往路は香澄公園や幕張海浜緑地内を散策するように走ることにした。
　芝生の大広場である「フィットネス広場」から走り始めよう。周りを桜が取り囲む広場は習志野市民にとって花見の広場でもある。よく観察するとソメイヨシノは国道３５７号線側の並びが先に満開となり、反対側は少し遅れて満開となる。公園として花見の期間が少し長くなって嬉しい。


【写真】フィットネス広場
　緑の息吹に満ち溢れた光景を３６０度、体に感じながらゆっくりと芝生の上を走り始める。芝生の上にレジャーシートを敷き、ヨガのようなストレッチをやっている集団（女性のみ）がいた。フィットネス広場の名のとおりの利用法だ。
　隣の「とりでの丘」にある青々とした葉が茂り出した銀杏は、秋になると根元周りが黄色の絨毯を敷いたような素晴らしい光景となる。


【写真】とりでの丘

　じゃぶじゃぶ池はこれまで何度も水を抜いて工事を繰り返していたが、何とか水を湛えていた。


【写真】じゃぶじゃぶ池

　じゃぶじゃぶ池の横には習志野市名木百選の「ユリノキ」が鎮座しているのでプレートで確かめよう。
　脚を進めた「ピクニックの丘」にあるバーベキュー広場からは時折、食欲をそそる匂いが漂ってくる。ぐっと堪えて前へ進もう。


【写真】ピクニックの丘

　「香りの広場」にあるハーブや木々、「ショウブ池」のまだ葉だけの花菖蒲と紫陽花等々を愛でながら、公園内を散策するように、できれば舗装路より土のトレイルを選んで走ってほしい。


【写真】香りの広場


【写真】ショウブ池

　順調に香澄公園内を走り終えると市境。越えると千葉市の幕張海浜緑地に入る。八重桜の花弁が敷き詰められた草地を踏みしめながらトレイルを走ると、今が真っ盛りのツツジが土手から見下ろすテニスコートが現れる。


【写真】ツツジ

　テニスコートの先はシニア・プレーヤーによるグランドゴルフが盛んな芝生の広場。


【写真】幕張海浜緑地の芝生広場

　これから先は浜田陸橋の下を車道二本跨いで（公園の土手や橋脚の陰となって車からランナーが見え辛いため、安全を確かめて渡ろう）コロンブスタウン横のトレイルに突入する。


【写真】コロンブスタウン横のトレイル

　以降は緑陰コースの本領発揮となる路。左手にマンションを眺めながらまず土のトレイルを走り、舗装道へ変わった先に一つ目の歩道橋がある。


【写真】一つ目の歩道橋

　緑陰コースに歩道は三箇所あり、上り下りは真ん中が自転車用の斜面、両側が階段であり、各自の練習目的に合わせて利用しよう。夏場は歩道橋の上が一番暑さに堪える。
　一つ目の歩道橋からハイテク通りのＳＩＩ幕張や住友ケミカル・エンジニアリング・センターの高層ビルが拝める。


【写真】ハイテク通りの高層ビル群

　歩道橋を下って先に進むと路は二股に分かれる。左に下ると浜田川沿いの路であり、南の方向は千葉マリンスタジアムや浜田川河口に通じている。ここは右手に進む。


【写真】分岐

　浜田川を渡る際は国道３５７号線の歩道となり、すぐさままた緑陰の路に再突入する。


【写真】神田外語大学横の緑陰路

　左手に柵があり、天井が芝生地である神田外語大学の円弧状建物やサッカー場が続く。


【写真】神田外語大学の円弧状の建物

　途中、国道３５７号線と東関東自動車道を跨ぐ歩道橋の下を潜る。潜った先の左手は渋谷教育学園幕張高校・中学の敷地であり、休日はよく部活の生徒が走っており、一緒に並走しよう。
　二つ目の歩道橋は斜（はす）向かいがイオン幕張の交差点を跨ぐ。


【写真】イオン幕張の交差点

　歩道橋の上からＯＶＴＡ（海外職業訓練センター）ビルが見える。
　更に先へ進もう。左手が総合教育センター、放送教育開発センターとなる路は、梅雨前からドクダミの白い花が道端に連なる。またドクダミと重なる時期に、ヤマモモの実が落ちて路を赤く染めている光景も良く見掛けた。雌雄異株（いしゅ）なので実のない木もある。
　最後となる三つの歩道橋を越えて県立衛生短大先の緑陰が途絶えるところが折り返し。（夏場でなければ更に国道３５７号線沿いの歩道を走り、１４号線と合流した先にある花見川沿いの路へとコース取りできる）


【写真】県立衛生短大先の緑陰が途絶えるところ

　折り返してからも歩道橋の上で左手にＯＶＴＡやハイテク通りの高層ビル群を眺めつつ、真っ直ぐな緑陰の路を駆ける。


【写真】折り返してからのＯＶＴＡやハイテク通りの高層ビル群

　さて幕張海浜緑地に戻ってからは公園内でなく国道３５７号線沿いを走る。両脇が木々で覆われた１．６ｋｍの路は、自動車の音さえ聞こえなければ、森の中を走っているような錯覚に陥る。


【写真】幕張海浜緑地の３５７号線沿いの路


【写真】香澄公園の３５７号線沿いの路

　香澄公園の端まで来ると出発地点であり終了地点の「フィットネス広場」だ。
　（更に進み、車道を渡れば秋津公園となる）


【写真】香澄公園の端

　夏場は国道３５７号線沿いの緑陰で、短めの距離の走りを堪能しては如何でしょうか。